そもそも節句って・・・。
2012年04月21日
高校の古文の授業の時、先生が黒板に
白馬節会と書き、
「何と読むか」と問いました。
「あおうまのせちえ」と読むのですが、当時はさっぱりわかりませんでした。
正月の七日に馬を引き出してきて宴を催したらしいです。
お節句 と僕は表記してきましたが、
当時はお節供で、
季節の節目(二十四節気)毎に自然の豊かな恵みを食し、邪気を祓い、健康を願ったのでしょう。
身近なところでは、お正月にはお節料理を食べます。
節句の字を充てるようになったのはお公家さんが節会の際に歌(句)を詠むようになった事に由来するといいます。
五節句が定着し、祭日となったのはたのは江戸時代になってからの話です。
戦後、例えば端午の節句は「子供の日」などともっともらしい呼称になり、目的は包括されてはいるものの
本来の意味は忘れられつつあります。
元々の節気ではありませんが、11月3日は文化勲章の授与される日だから「文化の日」と解釈される方もいますが、
本来は明治天皇のお誕生日「明治節(ご存命の間は天長節)」でした。
ちなみに平成天皇はまだおられません。先でそう呼称される可能性は否定しませんが、現在ご在位中の陛下は「今上(きんじょう)」といいます。
これももっともらしい「勤労感謝の日」は新嘗会(しんじょうえ)です。
宮中祭祀ですが、五穀豊穣を願い、収穫に感謝する農耕民族ならではの儀式だと思います。
なぜ、このような美風を破壊あるいは意味を隠してしまうのでしょう。
戦後の連合国による占領政策による、というより日本人の自虐的なものの見方、あるいは進歩的といわれたマスコミのミスリードによる方が強いと思います。
脱線し過ぎました。
医療、衛生の技術が進歩し、平均寿命も大幅に伸びた現代。
つい100年前までは弱々しい子供のうちに命を落とした人も数多くいたことでしょう。
僕自身その恩恵を享受していることを忘れがちです。
何百年もの間、目に見えぬ病気の原因を厄や魔ととらえ、
因習かも知れないけれど、災厄を祓うことを何かにすがらざるを得なかったのでしょう。
初詣で「健康ですごせますように」と願う気持ちと変わりはないと思いますが、今よりももっと切実だったと思います。
そして、節供も忘れ去られようとしている。
九月九日に菊を浮かべたお酒を飲んだことなんてありますか?
商売柄ゆえの危機感ばかりではなく、四季折々に恩恵を与える自然を神々と捉え、平穏健康を願い感謝してきた、この島国で培われてきた美風は残しておきたい財産ではないでしょうか。
以前にも述べましたが、竹は節目があるからこそ真っ直ぐに強く育ちます。
白馬節会と書き、
「何と読むか」と問いました。
「あおうまのせちえ」と読むのですが、当時はさっぱりわかりませんでした。
正月の七日に馬を引き出してきて宴を催したらしいです。
お節句 と僕は表記してきましたが、
当時はお節供で、
季節の節目(二十四節気)毎に自然の豊かな恵みを食し、邪気を祓い、健康を願ったのでしょう。
身近なところでは、お正月にはお節料理を食べます。
節句の字を充てるようになったのはお公家さんが節会の際に歌(句)を詠むようになった事に由来するといいます。
五節句が定着し、祭日となったのはたのは江戸時代になってからの話です。
戦後、例えば端午の節句は「子供の日」などともっともらしい呼称になり、目的は包括されてはいるものの
本来の意味は忘れられつつあります。
元々の節気ではありませんが、11月3日は文化勲章の授与される日だから「文化の日」と解釈される方もいますが、
本来は明治天皇のお誕生日「明治節(ご存命の間は天長節)」でした。
ちなみに平成天皇はまだおられません。先でそう呼称される可能性は否定しませんが、現在ご在位中の陛下は「今上(きんじょう)」といいます。
これももっともらしい「勤労感謝の日」は新嘗会(しんじょうえ)です。
宮中祭祀ですが、五穀豊穣を願い、収穫に感謝する農耕民族ならではの儀式だと思います。
なぜ、このような美風を破壊あるいは意味を隠してしまうのでしょう。
戦後の連合国による占領政策による、というより日本人の自虐的なものの見方、あるいは進歩的といわれたマスコミのミスリードによる方が強いと思います。
脱線し過ぎました。
医療、衛生の技術が進歩し、平均寿命も大幅に伸びた現代。
つい100年前までは弱々しい子供のうちに命を落とした人も数多くいたことでしょう。
僕自身その恩恵を享受していることを忘れがちです。
何百年もの間、目に見えぬ病気の原因を厄や魔ととらえ、
因習かも知れないけれど、災厄を祓うことを何かにすがらざるを得なかったのでしょう。
初詣で「健康ですごせますように」と願う気持ちと変わりはないと思いますが、今よりももっと切実だったと思います。
そして、節供も忘れ去られようとしている。
九月九日に菊を浮かべたお酒を飲んだことなんてありますか?
商売柄ゆえの危機感ばかりではなく、四季折々に恩恵を与える自然を神々と捉え、平穏健康を願い感謝してきた、この島国で培われてきた美風は残しておきたい財産ではないでしょうか。
以前にも述べましたが、竹は節目があるからこそ真っ直ぐに強く育ちます。